シミを美白できるのか?美白成分についての基礎知識
2017/08/18
美白の本当の意味を知る。美白基礎知識
シミを消したい。顔のくすみを取りたい、日焼けした肌を白くしたい。
そんなときに思い描くのが美白系の化粧水や美容液。
まずは正しく美白化粧品について学ぶところからはじめましょう。
美白成分とは?
美白成分とは、主に肌の中でメラニン色素が作られるのを抑える働きがあるもののことです。
シミに美白成分は効果があるのか?
美白系の化粧品や美容液は、シミに効くイメージがありますが、最初にお伝えしたいことは、
シミの種類によっては、美白成分が効かないシミもあるということ。
美白成分で改善できる可能性があるのは、薄い老人性色素斑、炎症性色素沈着、肝班など。
濃い老人性色素班はメラニンに加え、皮膚の構造も変化しているので、美白化粧品ではけすことができません。
あくまでも、美白化粧品は、予防に使うものと考えましょう。
美白成分について
『美白』の効果のある成分は、大きく3つに分けての働きがあります。
美白化粧品には、数種類の美白成分をブレンドして配合したものが多いです。
・メラニン色素を作り出す酵素の働きを抑えるもの。
ビタミンC誘導体、アルブチン、エラグ酸、ルシノール、
プラセンタエキス、油溶性甘草エキス(グラブリジン)、
ハイドロキノン、トラネキサム酸
・メラニン色素を作り出す酵素の量を減らすもの。
リノール酸
・肌が紫外線にあたったことをメラニンを作る細胞に伝える情報をブロックするもの。
カモミラET、t-AMCHA、(t-シクロアミノ酸誘導体)
トラネキサム酸。
美白成分を選ぶなら、何を選んだらいい?
美白化粧品は、予防に使うものとして考えるのであれば、
美容成分が多い美容液か、クリーム、
そして日焼けなどをするのを防ぐルースパウダーなどは、
美白成分が入ったものをえらびましょう。
逆に洗顔料など、美白成分が含まれていても、
すぐに洗い流してしまうため、せっかくの美白成分が、吸収されないので、
効果は少ない。
今あるシミや、日焼けをどうにかしたい!
美白は、そもそも予防目的に選ぶもの。
しかし、ここに、シミをどうにかしたい!という方もいらっしゃると思います。
シミやシワが気になる、もう日焼けしてしまった。という方は、
活性酸素やメラニンを抑え、分解する美容液や化粧水を選ぶようにしましょう。
肌に吸収されやすく、活性酸素を除去し、
メラニンを制御・分解する働のあるビタミンC誘導体を含む化粧水などを取り入れるとよい。
できてしまったシミをどうにかしたいという方におすすめ。
→ビタミンCを肌の角質層にまで浸透させるにはAPPC-フラセラム
最後に美白のまとめ
美白成分は、シミや日焼けしにくい状態にしてくれるもの。
美白はあくまでも予防として考える。