ビタミンC入りの化粧水は日光にあたるとシミになるのか？
お肌に対して、とても有効な成分ビタミンC。
ビタミンCをお肌に塗って、日光にあたるとシミになる？って聞いたことありませんか？
肌に有効な成分なはずが、シミをわざわざ作る手助けをしているなんて！！！
そこで、ビタミンCと日光にあたると、本当にシミになるのか？を紐解いていきます！
ビタミンCとは？
ビタミンCは、体づくりのために必要不可欠な成分であり、美容の面も大活躍の成分で、体内でできる活性酸素の働きを抑え除去し、しわ、たるみなどの肌老化を防ぎ、シミの改善、ニキビや毛穴、またたるみなどのコラーゲンの生成も促すので、美肌成分として、マルチに活躍してくれる成分ですが、ビタミンCそのままでは分子構造が多すぎて、肌の外から吸収することはできません。そのため、化粧品の多くはビタミンCの成分をそのままに、分子構造を小さくしたビタミンC誘導体がつかわれています。
ビタミンCと日光の関係。
ビタミンCを多く含む食品、レモンやオレンジの皮には「ソラレン」という成分が含まれており、このソラレンは、日光に当たると、日焼けを急激に促進し、炎症を起こす場合があります。あぶり出し絵というのをご存じの人もいるでしょうか？レモンやミカンの皮のしぼり汁で、紙などにうすく描き、あぶると、そこだけ黒く焦げ浮き上がる仕組みです。
もしも、大量のソラレンを肌に塗って直射日光の下にいるというのは、シミだけでなく、肌にとって大変なことになってしっまいます。
ビタミンC誘導体化粧品はあぶないの？
ソラレンが肌についた状態で日光を浴びるということは、大変好ましくありません。しかし大丈夫。
ビタミンC系化粧品に含まれるビタミンC誘導体には、ソラレンは含まれておりません。レモンやオレンジの皮などに含まれるソラレンですが、化粧品成分としては光毒性がある成分として認識されているので、ビタミンC誘導体として一緒に入ることはないんですね。
ただし、手作り化粧品、手作り顔パックでレモンを使ったものを使用するのであれば別です。レモンをしぼった際、皮部分から、ソラニンが一緒に混在している可能性があるからです。
ソラニンが入った化粧品ってあるの？
化粧品であれば、ソラニンがはいっていないというのは、また違います。
ビタミンC誘導体にはソラニンは含まれていませんが、ソラニンを含んだ商品がないわけではありません。ソラニンは、精油に含まれていることが多く、美容オイルなどに、含まれる場合があります。ほとんどの製品は、日光にあたっても問題ない程度の濃度だったりするのですが、ソラニンの入った美容オイルなどは、夜のケアとして取り入れるようにしましょう。
ビタミンCと日光のまとめ
化粧品に含まれる『ビタミンC誘導体』は、日光にあたってもシミにならない。
レモンの皮や、精油に含まれるソラニンは日焼けや炎症を起こす場合があるので、ケアとして取り入れるなら夜にする。
ビタミンC誘導体はスキンケア、エイジングケアに欠かせない成分。仕組みを理解し、正しく使用しましょう！
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